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1733年、享保18年生まれ。江戸中期の画家であり円山派の創始者。字は仲均のち仲選。号は雪亭 (汀) 、夏雲、仙嶺など種々用いたが、
応挙と改めて以後没年までこれを落款に用いた。15歳のころ京都へ出て、狩野派の石田幽汀に入門し本格的に画技を学ぶ。また眼鏡
絵を描いて透視的遠近法や陰影法を研究する。西洋画の徹底した写実技法や南蘋様式の濃密な彩色法をそのまま日本画の画面に転用
せず、それぞれの絵画のもつ現実的な空間表現への関心や、モチーフの細密画法を自らの写生の重要な基本としながらより平明で穏
やかな感覚の画面を追求した結果独自の写生画を創出した。晩年には「雪松図屏風」や大乗寺・金剛寺・金刀比羅宮等の障壁画、お
よび絶筆「保津川図屏風」等の大作を残した。応挙画の洗練された様式美は京都の町民層を中心に圧倒的な支持を集め、門下に多数
の画家が集まり円山派が形成された。
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