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名門武家、播州姫路藩主酒井忠仰の次男として江戸神田の姫路藩邸に生まれ、幼少時より武術、漢詩、俳諧、画など文武を修練、25歳頃からは歌川豊春流
の浮世絵の技法を身につけるなど多芸に秀でて文人墨客と交わり元々風流を好んだ人であったが1793年に33歳の若さで隠居の身となり、その後は1797年に
出家得度し僧籍を得て公然的に風流や道楽の道に邁進。また、画業についてははじめ狩野派次いで沈南蘋風の長崎画、前出の浮世絵、さらには土佐派、
円山派など諸派の研鑽を経たが、寛政年間の頃に尾形光琳や俵屋宗達といった琳派の絵画世界に私淑、伝統的な大和絵の流れを汲んだ琳派の雅な画風を
江戸流に翻案した。。代表作に｢夏秋草花図(重文指定)｣など
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