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歌舞伎役者などの「大首絵」で知られる写楽のことについては、未だに謎が多い。
ユニークでインパクトの強い大首絵で写楽の絵の知名度は瞬く間に広がっていったが、世間的には美化された絵の方がポピュラーであったため、人気はあまり長持ちしなかったと言われている。
写楽は真実を求めたのであったが、それを見る側からいうと、思いがけぬ描写だったこと考察されている。
約10か月の期間に140種類を越える大量出版したが売れ行きは厳しかった。
そのわずか寛政6年‐寛政7年の10ヵ月の間しか活動してない点からも、身分が謎のままでしたが、
現代では「斎藤十郎兵衛」と言う人物が写楽ではないかと一説では有力と言われている。
余談であるが、写楽のスポンサーであったと言われる「蔦屋重三郎」はあの「TSUTAYA」の名前の由来にもなったと言われている。
代表作「三世大谷鬼次奴江戸兵衛」「市川蝦蔵の竹村定之進」「三代坂田半五郎の藤川水右衛門」
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引用：楢崎宗重『日本の名画 東洲斎写楽』(講談社、昭和47年11月20日)
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