【葛飾北斎】紙本水墨『昇龍図』掛軸【江戸後期・浮世絵師】
買取した品 | 【葛飾北斎】紙本水墨『昇龍図』掛軸【江戸後期・浮世絵師】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都港区 |
買取した日 | 2022年7月17日 |
皆さん、こんにちは!今年は、春からずっと雨が多く変な天候が続いていますね。今日は、久しぶりに青空の下、気持ちよく世田谷代田店は営業しております。暑すぎるのも嫌ですが、太陽が見えると気分が明るくなりますよね。そして、全国の感染者数がいっきに爆増してきていますが、国からの行動制限は今のところ無いみたいですね。目に見えないものとの戦いに不安はありますが、引き続き、個々に感染対策をしながら夏の暑さ対策も並行し、皆で乗り切っていきましょう。
さぁ、それでは本日も買い取らせていただいた沢山の素晴らしい作品たちの中から、今回はこちらを皆さんに早速ご紹介させていただきたいと思います。
【葛飾北斎】紙本水墨『昇龍図』掛軸【江戸後期・浮世絵師】
さすがとしか言いようがない、大変迫力のある絶品です。
作者は、葛飾北斎(1760年10月31日 - 1849年5月10日【88歳没】)
もはや知らない人はいないでしょう。喜多川歌麿、
今作品の富士を背景においた見事なまでに躍動感にあふれた昇龍は、今にも掛軸から飛び出してきそうな臨場感があり、北斎の水墨画の表現力・技術の高さには圧倒的な感動があります。
そんな作品の写真と共に、作者についてもう少し簡単にご説明させていただきます。
1764年に、幕府御用達鏡磨師であった「中島伊勢」の養子となった。しかし、その後に実子に家督を譲り家を出ると、貸本屋の丁稚、木版彫刻師の従弟(とてい)となっては労苦を重ね、実家へ戻る。
すべての転機はまさにこの時と言っても過言ではないでしょうか。貸本の絵に関心を持つようになり、未来の天才浮世絵師が画道を志すようになったのです。
1778年に、浮世絵師・勝川春章の門下となる。狩野派や唐絵、西洋画などといった、あらゆる画法を学ぶようになり、名所絵(浮世絵風景画)、役者絵を多く手がけた。また、黄表紙の挿絵なども描くなど幅広い分野で才能を発揮。
とにかく研究熱心に己の芸術・技術と向き合い続け、
当時の寿命からすると、約90歳まで現役の浮世絵師として数々の作品を世に残すということだけでも容易ではないことが想像出来る中で、評価され続けているということが本当に素晴らしいと思います。そんな芸術への愛に溢れた天才は、国内だけにとどまらず、国外でも大変高い評価を得ています。
例えば、米LIFE誌のミレニアム特集号「
今作品もそうですが、北斎の作品の中に登場してくる景色・情景・生き物というのは、それらすべてに命が宿っています。水墨画だけで描いているとは到底思えない程の色鮮やかさを感じます。息遣いや目には見えない空気感など、高い技術と繊細な表現力、そして何よりも根本にある「絵に対する情熱」によって、私たちの感情は動かされます。
「八十五老卍筆」落款・「百」白文方印があります。表具に関しては、近年に仕立て直されたものです。桐合わせ箱付。
長い年月が経っておりますので、多少の本紙折れやシワ、シミなどがございますが、総じて目立った傷などはなく、大切に保管されてきたことがうかがえます。
いかがでしたでしょうか。今回もまた素敵な作品と出会わせていただきました。
是非、この感動を味わっていただきたいと思いますので、
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皆さんのご来店を心よりお待ちしております!
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