【中国仏教文物・清朝時代】銅鍍金 釈迦牟尼坐像【チベット金銅仏・西蔵文物】

【中国仏教文物・清朝時代】銅鍍金 釈迦牟尼坐像【チベット金銅仏・西蔵文物】

皆さん、こんにちは！３月も最終日！時間の流れが年々早く感じています。今月も沢山の買取査定依頼を含めたお問い合わせ、ご来店、誠にありがとうございました！

さぁ、本日も買い取らせていただいた数多くの作品の中から厳選いたしまして、こちらの【銅鍍金 釈迦牟尼坐像】を皆さんにご紹介させていただきたいと思います！

見てください！神聖なる、この神々しさ！銅鍍金で作られたチベット金銅仏のこの輝きと仏の表情や佇まいすべてが、見ているだけで身も心も正される思いです。今回も満遍なく作品を見ていきましょう！早速、仏様のお顔をアップでご覧ください！

全体的に像の表面は綺麗になめらかな印象です。そして、このシンメトリーに描かれたお顔立ち。線の美しさが際立っていて、とても立体感があります。ずっと眺めていると、今にも目を開いて動き出しそうな、静かなる迫力があります。呼吸が目に見えてきそうです！

では、胸元の方に移っていきましょう！

面積が大きい分、銅鍍金の迫力がまた増しますね！そして、全体的に同色で表現していながらも、身体の膨らみやくびれ、手や衣服の皺など、丁寧に繊細に作られているので、本当に圧巻です！

仏様と言えば、手の形に注目しませんか。時代によって様々で、指を揃えていたり、この像のように中指や薬指を軽く曲げていたりしますが、違いはその程度。そして、その手の形にはちゃんと意味があって「畏れなくていいよ」だったり「願いを叶えますよ」という、どれも前向きなものばかりだそうです。

そもそも、仏像というのは大きく分けると４種類に分類されると言われています。「如来・菩薩・明王・天部」です。４段階のランクに分かれているとでも言いましょうか。

「如来 = お釈迦様」は、悟りを開いた最上級で最高の存在なのだそうですよ！見た目の特徴としては、今作品のように「螺髪（らほつ）」と呼ばれる、まるでパンチパーマのようなインパクトのある髪型が主にあげられます。

一番偉い人ほど服装は布を身に纏うだけの極めてシンプルなものだそうで、一見不思議に思うのですが、理由を知ると深く納得いたしました。如来というのは、悟りを開いた存在なので、すべての欲（煩悩）を捨てることが出来たのです。ですから、どんな時でも自分をカッコよく見せたい、キレイに見せたいということがなく、装飾をする必要がないんだそうです。静けさの中に温かさと信念を感じることこそ、真の強さなのだと思いました。

仏像の誕生の始まりは、お釈迦様の姿が刻まれたものだったそうですが、仏教の広まりとともに様々な種類の仏像が生まれていったんだそうです。古来インドの神が仏教の中に入ってきたり、実在の人間が仏化した像も生まれたりと、その数は多くなっていき、どんどん派生していったとのこと。それ程までに、信仰したい人たちがいたということですよね。何かにすがったり、願ったり、祈ったり、心の支えというものは、いつの時代もどこの国でも需要があるように思います。

立派な像をひっくり返すのは申し訳ない気持ちですが（笑）色々な角度からご覧ください！

チベット仏教というのは、インド仏教の流れを継承し受け継いでいるのだそうです。インド仏教の伝統の素晴らしさ故の影響力は凄いですね。

さぁ、改めていかがでしたでしょうか！昨今、自然災害や人災など、世界中が混乱の渦の中、気持ちを落ち着けるということが難しいことも多いのではないでしょうか。それでも日々を生きていかなければならず、頑張り過ぎてしまうあなたに、深呼吸を忘れない為にも神聖なるこちらの作品を身近なところに置いていただくだけで、少し救われるような気持ちになれるかと思います。もちろん、ただただ作品として素晴らしい絶品ですので、純粋に飾って楽しんでいただくのも良いかと思います！

是非、その目で直接ご覧いただき、お手に取って感動を体感していただきたいです！

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください♩

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