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【アシッドエッチング】エミール・ガレ 木の実文小花瓶【近現代ガラス工芸】

【アシッドエッチング】エミール・ガレ 木の実文小花瓶【近現代ガラス工芸】

買取した品 【アシッドエッチング】エミール・ガレ 木の実文小花瓶【近現代ガラス工芸】
買取した品の種類
買取した住所 東京都千代田区
買取した日 2022年3月15日

皆さん、こんにちは!お陰様で、ここ最近ずっと、連日素敵な作品を沢山買い取らせていただき、宝物が増えています。本日も数ある中から選ばせていただきましたので、作品の魅力をお伝え出来るように、ご紹介させていただきたいと思います!

今回、皆さんにご紹介するのは、ガラス工芸家【エミール・ガレ】【 木の実文小花瓶】になります。

ご覧ください!一目で「エミール・ガレ」だなと分かる特徴的な技法での作風です。草花をモチーフにしているところも、まさしくですね!真っ赤ではなく、オレンジでもなく、朱色を基調とし、更に赤茶系の色味で木の実を描くことで作品全体に統一感が生まれいますよね。優しい暖色が凛と立つその佇まいは、息を飲むような迫力があります。何よりも、被せガラスにアシッドエッチング(酸化腐食彫)することにより、花瓶から立体的に掴めそうな程、生命感溢れる木の実が表現されているのがポイントです。

花瓶の上部をアップでご覧ください!近づいて見てみると、とても繊細に描かれていることがよく分かりますよね。花瓶の内側を覗き込めば、そこもまた朱色の世界。真上から見た時の縁を囲う赤茶色が、またとっても良いアクセントになっています!花瓶の胴の部分も是非アップでご覧いただきましょう!

見る角度によって絵柄が違って見えることだけでも立体感を感じられるのに、胴の丸み具合、形がまるで、気分によって表情を変えるかのように、臨場感を感じます!本当に美しいです!

こんなところに、ガレ本人のサイン印字が!フォントの隅々まで拘りが見えて、デザインの一つとして混ざり合っているところも凄く素敵です!

以前にも、いくつかの作品の際にご紹介させていただいておりますが、ガレと言えば、グラヴュール技法という【ガラスの表面を研磨することにより繊細な文字などの彫刻を施す技法】が有名なガラス工芸家です。しかし、当時のガラス工芸において、この技法はあまり主流ではなかったそうなんです。そんな中、ガレは敢えて積極的にその技法を取り入れ、唯一無二の独自のスタイルを確立していきました。

どの時代にも、一つ秀でている人というのは「誰かがやっているから」と同じ事をするだけではなく、自分なりに試して良いと思うものを信じて貫いているように思います。だからこそ、他にはない新たなものが生まれ、それをまた参考に取り入れていく人が出てくる。そうやって、芸術の世界も進化して表現の幅や可能性が広がっていくのでしょうね!その一つの勇気と行動力が、こうして今も尚、彼のすべてを肯定するかのように愛され続けているのですから。本当に素晴らしい芸術家だと思います。

そんなガレは、1904年に惜しまれながら白血病でこの世を去りました。しかし、その後もガレの妻であるアンリエット・ガレ・グリムらによってガレ工房は運営され、彼の魂と共に作品が途絶えることなく生産され続けました。ただ、ガレが制作に関与していた時代とは作風は変わっていき「カメオ彫り」と呼ばれる【大理石・貝殻・石などの表面に浮彫を施したもの】になっていきます。逆に、沈み彫りされたものは「インタリオ」と呼ばれています。これらを総称して「カメオ」と呼ばれる事が多いそうです。

1914年に始まった第一次世界大戦の影響により、一度生産は止めざるを得なくなり工房も閉鎖に追い込まれましたが、1918年に今度は、娘婿ポール・ペルドリーゼによってガレ工房は見事復活を遂げ再開します。技法は再度変わり、ガラスを吹き付ける「スフレ技法」と呼ばれるものが多くなりました。それでも、ガレが亡くなっても、その意思を誰かが大切に守り抜こうとした愛が目に見えて、彼が残した芸術がいかに素晴らしいものかを物語っています。

残念ながら、1931年にガレ工房は完全に閉鎖され、土地やら全てが売却され、ガレの作品が新たに生み出されることはなくなりました。しかし、今も尚、これまでの作品が世界中で愛され続け、その価値を求めている人たちが大勢います。貴重なガレの作品に触れさせていただき、これまでの時代背景を調べながら改めて作品と向き合うと、また違った味わいや見え方があり、感慨深い気持ちが芽生えます。是非、一度、目の前で作品の魅力に直接触れて体感していただけたらと思います。

是非、ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩

エミール・ガレ(ガラス工芸家)
1846年5月4日 フランスロレーヌ地方ナンシー生まれ

1878年から1903年までの25年もの間に、ガラス工芸をはじめ陶器や家具など様々な作品を出品しては数々の賞を受賞。
あらゆるジャンルで最も高い評価を得ている芸術家であり、装飾工芸家としてその名を世界に知らしめた。

 

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