【古伊万里】色絵窓絵山水花鳥文輪花鉢【江戸時代】
買取した品 | 【古伊万里】色絵窓絵山水花鳥文輪花鉢【江戸時代】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都世田谷区 |
買取した日 | 2022年2月26日 |
皆さん、こんにちは!今日は、すっかり春がやってきましたね!久しぶりに薄手のジャケットで出社しました♩お散歩日和もあってか、いつも以上に店内に足を運んでくださる方々が多かったです!いつもありがとうございます!
さぁ、まだまだ皆さんにご紹介させていただきたい素敵な作品が沢山ありますので、本日もご紹介させていただきますね!
今回ご紹介させていただくのは、こちらの古伊万里の作品【色絵窓絵山水花鳥文輪花鉢】になります!
古伊万里と言えば!な、この華やかさが特徴的な絵柄!
以前にも古伊万里の大きく立派な壺を買い取らせていただいた時に詳しくご説明させていただきましたが、改めて【古伊万里】についてお話させていただき、その上で一緒に作品に触れていこうと思います!
伊万里焼、またの名を古伊万里と呼ばれるこの様式ですが、江戸時代に伊万里津(港)から各地に積み出されていった事が名前の由来の様です。産地ではなく港の名前から伊万里焼と付けられたそうです。
明治30年(1897年)に門司・有田・佐世保間に九州鉄道が開通してからは、徐々に船よりも鉄道で運ばれるようになった為、焼き物は有田焼、伊万里焼、志田焼、波佐見焼、三川内焼など、それぞれ産地の名前で呼ぶようになっていきました。江戸時代に作られた伊万里焼を、現代の伊万里焼と区別して「古伊万里」と呼ぶそうです。
朝鮮半島から来た人たちの手によって作られたこの伊万里焼は、江戸時代初期の1610年代~江戸時代の終わり頃(明治時代を含むものもあります)まで、主に佐賀県の有田や塩田、長崎県の波佐見、三川内などで作られました。
日本国内、全国各地はもちろんの事、長崎にいる中国商人やオランダ商人の手によって東南アジアや中近東、ヨーロッパまで運ばれ、王侯貴族の宮殿に飾られていたそうです。
当時のヨーロッパでは、磁器を作ることが出来なかった為、東洋から運ばれた伊万里焼(古伊万里)は宝石と同じような価値があり、とても美しいものと称されていました。手に入れることが難しかった事もあり、その貴重な宝を権力の大きさを示す為に王侯貴族の宮殿に飾られたと言われています。次元が違い過ぎて、ただただ驚きを隠せません。
磁器が国のその後を左右するような大役をつとめるだなんて、伊万里焼(古伊万里)の本当の価値、素晴らしさを目の当たりにしながらも、いち一般庶民の私からすると、とてつもない重圧・プレッシャーもあるだろうと想像してしまいます。
日本人の手で作り始められたものではないにせよ、日本から遠く離れた海外の方にまで作品が届き、そして評価され大事に飾ってもらえるというのは、何だか嬉しいですし、とても誇らしいことだなと思います。
そんな伊万里焼(古伊万里)の海外への出荷個数は、17世紀後半~18世紀前半にかけて記録に残っているだけでも、なんと驚きの200万個以上!想像を絶する物凄い数ですよね!朝から晩まで毎日毎日丁寧に作られていたのだろうなと容易に想像出来て、本当に言葉になりません。それ程までに、需要があったという幸せな事なのですけどね!いやー、頭が上がりません。
17世紀末には中国が輸出を再開した事や、18世紀前半にはヨーロッパのマイセンでも磁器が作られるようになった事をきっかけに、18世紀後半以降はほとんど日本から輸出される事はなくなっていったそうです。
そんな歴史ある「古伊万里」様式の、とても豪華な輪花鉢を買い取らせていただきましたので、改めてご紹介させていただきます。
【色絵窓絵山水花鳥文輪花鉢】
びっしりと描かれた花唐草文様に窓絵の山水、花鳥などなど。本当に繊細で綿密ですよね!この青と赤を基調とした色合いは、見ているだけでとても明るい気持ちにさせてくれますし、食卓に並べばいっきに豪華な空間が演出されることでしょう!鉢の内側を更にアップでご覧いただきましょう。
気が遠くなるような作業だと思います。作者の想いが、隅々まで余すことなく込められているのが伝わります。鉢の表側面もご覧いただきましょう!
直径は、31cmと数字からしても大きいのですが、絵柄の臨場感と圧倒的な高級感が相まって、実物はそれ以上の迫力がります!鉢の上部の縁の形がまるで花開くようなデザインになっているところも、個人的にとてもオススメのポイントです。とても高貴な絶品でありながらも、さり気ない可愛らしさが親近感を持たせてくれます。
制作時のくっつき跡等が多少見受けられますが、これも一つの焼き物の色合いとして作品に馴染んでいるように思います。全体的に状態はとても良好です。大事に受け継がれていくにつれて、この作品がもっともっと味わい深くなってゆくのでしょうね。
こちらの作品は、写真の時代箱付きとなっております。この箱が既に渋くて素敵です。作品を守り、そして、取り出した時には作品をより際立たせてくれますね。物との出会いは、まず箱を開けるところから楽しみがありますよね。こちらを買い取らせていただいた時にも、やはりわくわくしました。
さぁ、今回も素晴らしい作品ではないでしょうか!まずは、一度是非、直接その目で見て、お手に取っていただきたい一品です。いえ、今回もまた絶品です!自信を持ってオススメさせていただきます!
ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩
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