【初代真葛香山】乾山写 色絵雪笹文様 菓子鉢・共箱付【帝室技芸員】

【初代真葛香山】乾山写 色絵雪笹文様 菓子鉢・共箱付【帝室技芸員】

皆さん、こんにちは！連日のお問い合わせや、沢山の方々にご来店いただきまして、本当にありがとうございます。世田谷代田の店舗では、骨董品買取りだけでなく、主に明治～昭和初期の食器類がとても人気です♩

さて、今回もお陰様の巡り合わせで出会えた素敵な作品を皆様にご紹介させていただきますね！偶然にも先日、記事に取り上げさせていただいた作者の作品でしたので、まずは引用になりますが作者からご紹介していきたいと思います。

◆近代陶芸界の巨匠◆

1842年生まれ、京都の陶芸家。明治の「三大名工」に数えられ、明治29年（1896年）には帝室技芸員にも選出されたのがこちらの作品を手掛けた【初代真葛香山】です。このお方も、やはり国内だけに留まらず、1876年（明治9年）のフィラデルフィア万博を筆頭に国内外の展覧会で名声を博し、国外では特に欧州の焼物に多大な影響を与えたとのことです。まさに、世界を驚愕させた焼物「マクズウェア」として、大変高く評価されたんだそうです！

「真葛窯」と呼ばれたそれは、明治から昭和初期にかけて、四代にわたる陶工により隆盛を極めていきました。しかし、残念なことに昭和20年の横浜空襲により、横浜に築窯していた真葛窯は元より、命脈を絶たれてしまいました。現在では「まぼろしの焼物」として、より一層価値ある作品として多くの人たちに知られているのだとか。

別記事の時にも書かせていただきましたが、戦争という本当に残酷で誰にとっても悲しみしか残らない無念な形で、二度と大切なものが失われてほしくないですよね。

だからこそ、こうして作品が受け継がれ今の時代にもちゃんと残り、その頃の時代を知らない私にでさえ、しっかりと作品が届いているという事が本当に嬉しく思います。形あるものを、大切に丁寧に受け継いで、これからも沢山の人たちに愛され続けてほしいという願いでほくゆう倶楽部が存在しています。今回の作品も、この記事を見てくださっているあなたに、是非お手に取っていただけたら幸いです。

では、改めて、作品を一緒に見ていきましょう！

こちらは「色絵雪笹文様 菓子鉢」になります。まるで鉢に本物の植物が添えられているかのような立体感！さすがの描写に脱帽です！鉢を回しながら見る角度を変えると、全く違った表情を見せてくれます。基盤となる鉢の色味が濃いグレーということもあって、グリーンの葉がより一層際立って浮かび上がって見えますよね。アップで是非ご覧ください！

いかがですか？葉を縁取るゴールドと白がまた、粋なアクセントになっていて美しいです。グリーンも一種類じゃないのです。重なり合うこのグラデーションが華やかさを増しています。

こちらは、鉢を真上から眺めた写真になります。内側にもさり気なくポイントで葉が描かれているのが、これまたアクセントになっていて、とても良いですよね！全体的に質感が本当に素晴らしくて、うっとりしてしまう艶やかさです。

鉢を逆さまにすると、底の焼き物の本来の色味が顔を出します。この茶色が加わることで、また作品の印象がガラリと変わりますね！底部の印字もとてもお洒落です！直径17.3cm 高さ10cmというサイズ感なのですが、実際間近で手に取ると、やはりデザインの臨場感が物凄いので、実寸以上の迫力がありますよ！

※共箱付き

いかがでしたでしょうか。どの作品もそうですが、今回もやはり是非、直接その目でご覧いただき、お手に取っていただきたい絶品だと、自信を持って言えます！

ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩

皆さんのご来店を心よりお待ちしております！

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