【薩摩焼宗家・十五代沈寿官】薩摩 蜻蛉ティーカップペア【共箱付】
買取した品 | 【薩摩焼宗家・十五代沈寿官】薩摩 蜻蛉ティーカップペア【共箱付】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都新宿区 |
買取した日 | 2021年11月12日 |
若い頃は、家業を継ぐという事に対して不安や嫌悪があり、前向きに考えられていなかったという「十五代・沈寿官」氏。それでも、代々受け継がれてきた伝統を自らの手で打ち切ってしまう事にも無礼を感じていたという。
しかし、心を新たに一歩足を踏み入れた陶業という世界には多くの気づきがあり、伝統とは自らを縛るものではなく宝であり、自身の目指すべき道だと思えるようになったとの事です。
多くの陶芸家の方々の当時の想いを目にする機会が多々ありますが、やはり一般家庭で生まれた自分には想像の出来ないプレッシャーがあったのだと思います。例え才能があっても、自ら「好き」だから取り組むのではなく、先に重圧がのしかかれば気持ちは付いてこないですし、自分は何が好きで何を志したいのか、分からないままですよね。つまり才能の行き場さえ失い兼ねないように思います。
それでも、少なくとも私が目にした陶芸家の方々が、最初は嫌々でも足を踏み入れ体感し「これだ!」と自らの意志で今に受け継いでいるところを見ると、やはり必要だったのは「きっかけ」であり「伝統だから」ではなく「知る事」だったのだと思います。身体に流れているその血は、きっとずっと、今か今かと待ち望んでいたのかもしれませんね。
さて、冒頭から持論展開で熱くなってしまい、長々と大変失礼いたしました(笑)
今回は、上記のような想いに始まり、現代に素晴らしい作品を数々生み出している「沈寿官」氏の【薩摩 蜻蛉ティーカップペア】を買い取らせていただきましたので、早速皆様にご紹介いたします。
ティーカップと言えば、やはりペアの使い勝手が良いですよね!指し色が色違いなのもまた魅力ですね。これはもう、恋人・夫婦など、大切な相手との極上なティータイムにもってこいです。私ですか?私ならまずは・・・・・
友人と一緒に楽しみたいと思います(泣き笑い)
丸みを帯びたカップのフォルムが何とも言えない可愛らしさです。薩摩ならではの温かみのある柔らかい素地が、更に気持ちを穏やかにしてくれます。全体の色味がオフホワイトと言いますか、アイボリーと言いますか、真っ白ではなく「黄みがかっている」ところも、個人的には安心感のような安らぎと癒しを感じます。もし、この作品が真っ白なカップだったとしたら、もう少し緊張感が勝っていたかもしれませんね。カップを持つ手が少し震えてしまうような(笑)だいぶ印象が変わるように思います。
色味って不思議ですよね。普段、私たちが身に着ける衣服や雑貨類などもそうですが、どんな色でどんな形のものを選ぶかによって、その日のその人自身の印象や気分が簡単に変わります。逆に、シーンに合わせてセレクトするという点においても、やはり、しっくりくるものを考えますよね。この作品を目にして、何の違和感もなく受け入れられたのは、そういう事だろうなと思います。
作り手の方の本来の意図までは分かりませんが、大正解だと思います。つまりは、単純に、全体的に素晴らしいと声を大にして言いたいのです(笑)
持ち手の赤と黒のインパクトに加え、金彩があしらわれている事により「大人だって、ちょっと一息♩」と肩の力を抜きつつも、上品さはそのままに、贅沢なひと時を味わえますよね!
カップとソーサーの底裏側には「十五代・沈寿官」の文字。
※共箱付き。
ご興味を持ってくださった方は、是非いつでもお気軽にご連絡ください♩
▶沈壽官(ちん じゅかん / シム スグァン(심수관))
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