【人間国宝・吉田美統（よしたみのり）】釉裏金彩泰山木文飾皿【共箱付】
| 買取した品 | 【人間国宝・吉田美統（よしたみのり）】釉裏金彩泰山木文飾皿【共箱付】 |
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| 買取した品の種類 | |
| 買取した住所 | 東京都文京区 |
| 買取した日 | 2021年11月10日 |
2001年7月12日 釉裏金彩の第一人者として【人間国宝】に認定された日本の陶芸家「吉田美統」氏。
家業「錦山窯」の伝統的な絵付け技法を習得し、武蔵野美術短期大学で工芸デザインを学ばれていますが、その後の作陶の特徴として最も大きな影響となったのが、釉裏金彩技法を用いた「加藤士師萌」氏の作品との事です。
運命の出会いとは、まさにこの事ですね！
一つ一つの工程には、熱心な独自の研究の成果が詰め込まれており、たちまち評価されていきます。ありとあらゆる数々の賞を受賞するなど、誰もが認め日本が誇る陶芸家の一人です。
今回は、そんな吉田美統氏のこちらの作品を皆様にご紹介いたします！
【釉裏金彩泰山木文飾皿】
直径３０cm の見事な大皿です！
※釉裏金彩（ゆうりきんさい）：素焼き生地に金箔を貼り付け、釉薬をかけて低火度で焼く技法
金箔の変形を防ぐ為に高温ではなく低温でじっくり焼きます。一般的に金箔などを使用した金彩というものは、釉薬の上に施される為「釉上彩」と言います。今回の「釉裏金彩」は、文字通り釉薬の下に金箔を施す為、時間が経っても剝がれにくく汚れも付きにくいのが特徴で、出来上がりの美しさを長く保ち楽しむ事が出来ます。また、使用する金箔は極薄のものを要する為、正確なカット技術が求められるのです。デザイン性だけでなく繊細で確かな技術を持ってこその作品が生まれるわけですね！
金箔で表現された大きな花と葉は、単一色ではなく、絶妙なグラデーションにより、とても立体感があります。背景がグリーンというのもまた相性抜群で、華やかさが際立っていますね！お皿の縁も、柔らかく丸びを帯びながらも通常の円ではなく、まるで花びらのような形をしていて、とても印象的です。
注目すべきは表だけではありません！お皿の裏側や側面までも丁寧に描かれています。ひっくり返すと白地にシンプルな花模様という、別世界に連れて行ってもらえるのも、わくわくしますよね！「一度に二度美味しい！」とは違うかもしれませんが（笑）裏返した時に良い意味での驚き、安心感、そして喜びがありました。
しかし、シンプルに見える葉の一枚一枚の影や茎、模様、色合いなど、手に取った人たちに自然と「シンプルで素敵」と思わせる、その繊細な技術こそが本当に素晴らしいです。
※共箱付き
宜しければ是非、吉田美統氏の他の作品もご覧ください♩
「 釉裏金彩鉄仙文花瓶 」
https://www.hokuyu-club.com/item/3158/
ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください！
1932年7月7日 石川県小松市 生まれ
2001年7月12日 釉裏金彩の第一人者として【人間国宝】に認定
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