【人間国宝・中島宏】青瓷小皿五客 【中島青磁】
買取した品 | 【人間国宝・中島宏】青瓷小皿五客 【中島青磁】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都世田谷区 |
買取した日 | 2021年5月25日 |
こんにちは!今回も素敵な作品を買い取らせていただきましたので、是非皆さんにご紹介させてください!
佐賀県武雄市の陶芸家と言えば、誰が思い浮かびますか?2007年に【人間国宝】に認定された「中島宏」氏の作品から【青瓷小皿五客】をご紹介いたします。作品の前に、まず、作者について、私なりにご説明させていただきますね。
「中島宏」氏の若い頃というのは、実家である製陶所が好きになれなかったそうなんです。父親に連れられて始めた窯跡の調査が全ての転機となったとか。
窯跡から青磁の陶片を拾い上げ、ルーペで確認した時の光り輝くそれに感動と衝撃を覚えた事がきっかけとなり、のちにその道を極める事となります。
どんなに代々受け継がれているような老舗であろうと、素晴らしい技術であろうと、身近に当たり前にある環境こそ当たり前過ぎて、意外とよく知らなかったりしますよね。製陶所が実家ともなれば、自分の人生は自分で決められるものではなく、絶対に継がなくてはならないのではないかと、良し悪しよりも、最初から自由を断ち切られた気分になったのかもしれませんよね。あくまで私の勝手な想像ですが(笑)
だからこそ、本質に触れてみて初めて心が動かされた事で、ちゃんと自分で選択した「これだ」というモノに出会い直しが出来たんだと思います。好きになれなかったのは、製陶所そのものに対してではなく、決められたレールの上を歩かなくてはならない事に対してだけだったのかなと思います。だからこそ、自分で選択できた瞬間こそが、とても素敵な事で財産ですよね。
いつだって人生の転機となる瞬間には、心が躍るような出会いが私にもありました。こうして調べていると、誰かのそんな素敵な人生に触れることが出来て、それだけでもワクワクしてしまいます。
※【青磁】:青磁釉を施した青緑色の磁器。紀元前14世紀頃の中国(殷)が起源とされている。
今回ご紹介させていただくのは、そんな【青磁】の魅力の虜になり、自らが最もその魅力の伝達者となった中島宏さんのこちらの【青瓷小皿五客 】という作品です。
何と言っても、この息を飲むような透明度!絶妙なグリーンがとても優しく、温かく、その存在をしっかりアピールしています。そして、皿の縁の可愛らしいデザイン。ただの丸皿ではない、このさり気ない工夫ひとつが、心をくすぐられます。
皿を裏返してみると、グリーンが続いた先に茶系に染まる皿の底。安心する色合い。グリーンとの相性の良さ。何だか、心が安らぎます。茶のグラデーションがシンプルさをはねのけるように、芸術の美しさと楽しさを伝えてくれます。
是非、ご自宅に招き入れて、癒しの食卓時間をお過ごしいただけたらと思います。お好きな部屋に飾られるのも素敵ですよ。
ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩
1941年 武雄市西川登町 生まれ
1969年 窯を独立
1976年 西部工芸展出品の「浅青瓷円壺(あさせいじまるつぼ)」で文部大臣賞を受賞
1981年 西日本陶芸美術展出品の「粉青瓷線彫文壺(ふんせいじせんちょうもんつぼ)」で内閣総理大臣賞を受賞
2006年 日本陶磁協会賞金賞、西日本文化賞を受賞
2007年 人間国宝に認定される
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