長崎派の画家 三国志《関羽像》
2011年08月08日
- この画(上図)は、一見して東京国立博物館蔵の重要文化財・柳沢淇園筆《関羽像》(下図)の流れをくむ画であることが分かります。しかし画家は顔の表情や細部の描きこみなど(特に張飛と思しき人物)にまた別のさまざまな工夫を加えています。
- 柳沢淇園(やなぎさわきえん、1704-1758)は江戸中期に武家の名門として文人画を始めた人として知られますが、実は淇園が習った長崎派の流れをくむこのような唐画趣味の奇怪な絵を得意としています。
- この関羽の図像は当時人気があったようでこの二つの他にも例があります。おそらく淇園の絵も中国からもたらされた関羽像の翻案であり、この長崎派の画家もそうした関羽像を用いて楽しげな絵に仕立ているのです。
- 軸装牙軸、紙本着彩、落款「□龍」朱文印
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