本物でない場合の婉曲な表現
2011年07月28日
- 田能村竹田とされるある掛軸にいろいろな極めと一緒に、鑑定団のTVで有名な先生お二人に支払われた査定手数料の領収書が入っていました。そこには鉛筆書きでお二人の言葉がメモされていました。
- 「竹田遺稿と同一、由緒も有り」と。
つまり画中の賛は『竹田遺稿』記載の文と同一であり、箱書や添付された極めなどから由緒があることがわかる、という意味です。しかしここには本物であるとは少しもふれられていません。これは本物でない場合の婉曲な表現(遠回しの言い方)の一つの例なのです。 - 書画は雅なものです。
商業資本主義の俗な世界に密に関わる鑑定にも雅な側面を残しています。それが鑑定を依頼された時の婉曲な表現であり、鑑定団の先生方のような言い回しをとる場合もあり、中国では詩を付してそれとなく知らせることもあります。 - その婉曲な言葉をもらってわかる人もよし、わからないで過ごしてしまう人もよし。鑑定とはそのような世界に関わることなのです。
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