【江戸時代 伝 葛飾北斎】筆 紙本水墨淡彩『三聖図』大幅掛軸 大倉好斎極箱【天才浮世絵師】

【江戸時代 伝 葛飾北斎】筆 紙本水墨淡彩『三聖図』大幅掛軸 大倉好斎極箱【天才浮世絵師】

皆さん、こんにちは！ゴールデンウィークが終わっても、ずっとお天気が安定しませんね。やっと青空が顔を見せるほどの快晴になったかと思えば、また雨が降るみたいですね。もう春というよりも、じめじめした梅雨の到来といったところでしょうか。

世田谷代田店、ガラス張りの店内は冷房で快適になっていますので、是非ご来店お待ちしています。

さて、本日も皆さんから買い取らせていただいた数々の素晴らしい作品たちの中から、早速ご紹介させていただきたいと思います。昨今は本当に掛軸が多くなってきております。

【江戸時代 伝 葛飾北斎】筆 紙本水墨淡彩『三聖図』大幅掛軸 大倉好斎極箱

葛飾北斎と言えば、日本人なら誰しもが見聞きしたことがあるのではないでしょうか。喜多川歌麿、歌川広重らと共にその名を国内外に知らしめた天才浮世絵師です。作品で有名なのは「波間の富士」や「赤富士」の浮世絵です。

今回の「釈迦」「老子」「孔子」の三聖図が描かれた作品の写真を添えながら、作者について簡単にご紹介させていただきますね。

「葛飾北斎」= １７６０年に現在の東京都墨田区に生まれ、幼少の頃から絵に熱中する少年だったそうです。十代の終わりには、人気浮世絵師・勝川春章に入門し、絵師となりました。その代表作が「富嶽三十六景（ふがくさんじゅうろっけい）」という４６図におよぶ浮世絵版画のシリーズになります。作品を見る人を一瞬で魅了する圧倒的な画力と、唯一無二の奇想天外なアイディアとで、全図各地から眺めた様々な富士山の姿や表情を描かれました。

その「富嶽三十六景」シリーズの中の「波間の富士」の俗称をもつ「神奈川沖浪裏」は、ダイナミックな構図の中には人間の営みや大自然の脅威が生々しく描かれ、そして全てを超越するかのような霊峰の姿を見事に描いた傑作として、国内を飛び越え、海外でも"The Great Wave"の呼称で知られています。

こうして、言わずと知れた世界が認めた天才浮世絵師が誕生することとなります。

当時の寿命からすると驚愕の９０歳まで現役浮世絵師として、数々の作品を世に残されました。

米LIFE誌のミレニアム特集号「この１０００年で最も重要なできごとと人物・１００選（The １００ Most Important Events and People of the Past, １０００ Year）」の中で、唯一紹介された日本人でもあります。これは、同じ日本人として、とても誇らしいことですよね。

とにかく研究熱心に己の芸術・技術と向き合い続け、沢山の弟子を抱えながら、最後の最後まで今に満足することなく絵を描き続けられたそうです。

いかがでしたでしょうか。色々と調べていくうちに、葛飾北斎の他の作品もすべて触れてみたくなりました。今回の紙本水墨淡彩『三聖図』は、「釈迦」「老子」「孔子」の表情を見ていると、何だかホッコリとつられて微笑んでしまいます。人間模様の描写がしっかりと絵の中で生きているので、私たちは彼の作品に心が動かされてしまうのでしょうね。

江戸時代後期の古筆鑑定家「大倉好斎」の極め書きが入った時代箱が付いています。落款・朱印あり

今回もまた素晴らしい作品に出会わせていただきました。移り変わる時代の中で、形あるものが丁寧に大切に受け継がれて、これからも沢山の人たちの日常に彩りを与えてくれますよう、ほくゆう倶楽部では日々このようにご紹介させていただいております。

是非、この感動を味わっていただきたいと思いますので、その目で直接ご覧いただき、お手に取って感動を体感していただきたいです！

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください♩

皆さんのご来店を心よりお待ちしております！

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