【人間国宝・藤本能道】色絵荒地野菊図大皿 直径42cm 共箱付【陶芸家】

【人間国宝・藤本能道】色絵荒地野菊図大皿 直径42cm 共箱付【陶芸家】

皆さん、こんにちは！春の暖かさが続いていましたが、昨日は小雨がパラついたり、急にまた冷え込みましたね。引き続きどうか皆さん、ご自愛ください。

さて、ほくゆう倶楽部では、皆さんが大事にしてこられた大切な作品がまた誰かの元へ受け継がれていきますよう橋渡しの役目として、日々素晴らしい作品と出会わせていただき買い取らせていただいております！早速、多数あります中から、本日はこちらをご紹介させていただきます。

【色絵荒地野菊図大皿 直径42cm 共箱付】

今回は、直径 42cm の立派な大皿になります！シンプルでありながら、シンプルと一言では言い表せない、細かやかなデザインセンスが光っていますよね！

作者は【藤本能道（よしみち）】です。このお方について、簡単にご紹介させていただきます。

1919年1月10日生まれ。現在でいう東京都新宿区の出身の日本を代表する陶芸家の一人です。1941年12月に【加藤土師萌】に師事。芸術家として様々な技法を学び、数多くの賞を受賞されています。そして、デザインや釜業の技術指導にあたるべく、多くの学校の教授としてもご活躍されていました。最終的には、東京藝術大学の名誉教授として、その名を世に残されています。1973年には、東京都青梅市梅郷に築窯し、更に活動の幅を広げていきました。独自の描画方法である「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」を確立してからは、その技術が大変評価され、1986年4月28日に重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定されました。いわゆる【人間国宝】ですね！

「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」とは・・・

磁器釉をかけた器に色釉で文様を描いて本焼きし、足りないところの色彩を上絵の具で描き加えて焼き付ける、藤本能道の独自の技法。その後の色絵磁器の世界にも多大な影響を与えました。

とにかく、常に新しい技法を追い求め、その探求心と研究熱心な行動力で独創的な色絵磁器の世界を創出し続けてきたお方です。その道にその身を生涯捧げる程、芸術家としての人生そのものが宿命だったのだと思います。

今回も、一言では説明しきれない程、素晴らしい才能とアイデアを持った【藤本能道（よしみち）】の作品を改めてご紹介させていただきます！それでは、作品に戻りましょう！

質感や色、デザインの細部にまで拘る能道だからこその、この艶・繊細な絵のタッチ・そして、色合い。とても美しいです。主に、音楽などで使われる言葉かもしれませんが「抑揚」を感じます。ビビットなハッキリした濃い色でもなければ、大きな絵柄でもないですが、工夫された技法により、柔らかさの中に臨場感があります。

真横から見た作品の表情です。一見、上から見れば見えにくいところまでをデザインする。さすがです。シンプルさとは、ただ何も描かないということも一つかもしれませんが、塗り潰して埋めるのでもなく、デザインして描く。こういう些細な部分にまで拘るところが個人的にとても惹かれました。

大皿の底部裏面を見てみましょう！表のデザインとは、色味も違い、こちらだけでもまた別の作品のメインデザインとしても映えるような存在感。しかしながら、しっかりと表面の絵の題材に繋がりをもたせていることが伝わってくる、本当に素晴らしい作品ですね。

そして、裏面中心部には、能道の手書きの印字。これがまた、味があって、デザインに溶け込んでいます。ご本人のサインって、どんなジャンルでも嬉しいものですよね。

こちらの作品は、共箱付きです。直径 42cm の大皿の箱ともなれば、迫力満点ですね。この箱を開けて、大皿とご対面からのお手に取っていただく瞬間が、きっとたまらないと思います。私も、とても感動しました！

お部屋や玄関などに飾られたり、食器としてお使いいただければ、きっと毎日の食卓が更に華やかなものになるかと思います。今作品も自信を持ってオススメしたい絶品です！是非一度、直接その目でご覧いただき、お手に取っていただけたらと思います。

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください♩

皆さんのご来店を心よりお待ちしております！

ほくゆう倶楽部では【無料相談・無料査定・無料出張買取】を行っています。

お電話・メール・LINEにて、いつでもお気軽にお問い合わせください♩