【人間国宝・島岡達三】地釉象嵌縄文茶器【急須)】
買取した品 | 【人間国宝・島岡達三】地釉象嵌縄文茶器【急須)】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都世田谷区 |
買取した日 | 2021年5月25日 |
皆さん、こんにちは!日々、素晴らしい作品を買い取らせていただいており、その度に持ち主の方と宝物の歴史に触れさせていただき、とても愛おしい気持ちになっています。大切な一品が、また別の場所で別の誰かに大事に受け継がれることを願って、私も誠意を持って文章を綴らせていただきたいと思います。
では、早速今回もご覧いただきましょう!
1996年に、重要無形文化財保持者(民芸陶器・縄文象嵌) = 人間国宝に認定された「島岡達三」氏の【耀彩天目ぐい呑】を買い取らせていただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。
まずは、彼の経歴を辿っていきましょう!
1938年、府立高等学校学在中に日本民藝館を訪れたことがきっかけとなり、民芸の美に目覚め、陶芸家を志すこととなります。1941年に、東京工業大学窯業学科を卒業しています。月日は経ち、1964年にまず、日本民芸館賞を受賞。以降も、1980年に栃木県文化功労章を受章されたり、1994年には日本陶磁協会賞金賞を受賞するなど、その勢いはとどまることを知らずと言った感じで、彼の才能は瞬く間に認められていきます。
島岡達三の作品の特徴は、彼が師と仰ぐ「濱田庄司」と同じ益子での思索・作陶を通じて【縄文象嵌(じょうもんぞうがん)】という独自の美を編み出した技法です。心底、民芸に心を奪われ揺れ動かされた彼だからこその、島岡達三にしか表現出来ないものがあるのでしょう。それは、彼の民芸への愛そのものが形になっていると言っても過言ではないでしょう。
彼の作品の評価は国内だけにとどまらず、国外からも多大な評価を得ており、益子という土地で陶芸を学びたい者たちが国内外から後を絶たなかったというのだから、本当に彼の存在そのものが日本の宝ですね。そう、まさに人間国宝というわけですね。
きっと彼にとって、自分を頼ってくれる人達というのは、同じように陶芸を愛してくれている同志として受け入れたい気持ちが大きかったのだと思いますし、想い一つを胸に訪ねてくれることに本当に嬉しかったのだと思います。
2007年 88歳で生涯を終えるまで、そんな人達と思いありきで民芸と向き合い続け、仕事一筋で全うされてきたということが容易に納得出来ますよね。
色々と調べていくうちに、お人柄や情熱が目に見えてくるようで、改めて今回のこちらの急須を手に取り見てみると、最初とはまた違った感情が芽生えます。"物に触れた" というよりは、"人の心" に触れたという表現が相応しいような気がいたします。お色味も相まって、とても安らげる暖かい気持ちになる作品です。
是非、皆様にも、彼の想いが詰まったこちらの急須を是非その目で見て直接お手に取っていただき、様々な感情を体感していただけたらと思います。大切なご友人を招いたり、ご家族とテーブルを囲んだり、はたまた一人で静かに贅沢で有意義なお茶の時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。使わない時にでも、ついつい見える場所に飾りたくなる美しさですよね。まずは、この作品に出会ってみてください!
是非、ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩
皆さんのご来店を心よりお待ちしております!
▼島岡達三(陶芸家)
1919年10月27日 東京市芝区愛宕町(現在:東京都港区愛宕)出身
父は、組紐師である島岡米吉
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