【人間国宝・加藤土師萌】倣赤織部冠形向付【陶芸家】
買取した品 | 【人間国宝・加藤土師萌】倣赤織部冠形向付【陶芸家】 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都世田谷区 |
買取した日 | 2021年5月24日 |
皆様、こんにちは!お陰様で、日々素敵な作品に触れさせていただいております、ほくゆう倶楽部です。
今回は、愛知県出身、日本を代表する陶芸家の一人「加藤土師萌 」氏の数ある作品の中から、こちらの【倣赤織部冠形向付】を買い取らせていただきましたので、是非皆様にご紹介させてください!
まずは、「加藤土師萌 」氏について隅々まで皆さんに知っていただいてから、作品のご紹介をさせていただきたいと思います!今すぐ作品について見たい、聞きたい、知りたい気持ちをグッと堪えていただけると嬉しいです。読み進めていった先で今回の作品の写真を眺める時、きっと今よりもっと、素敵な感情に出会えると思うのです!是非、信じて一緒に彼の歴史を順に追っていきましょう!
1914年に陶芸図案研究会を設立し、作陶と共に熱心に研究に打ち込まれてきた「加藤土師萌 」氏。1927年に第8回帝展初入選をしたことをきっかけに、新文展、日展に出品を続けられ、その後に日本伝統工芸展へと発表の場を移していったそうです。そのまま勢いは止まらず、1937年には【パリ万国博覧会】に出品し、なんと【グランプリ】を受賞されています!サラッと綴ってしまいましたが「え?序盤で、え?」二度見しました(笑)才能の開花とは、こんなにも順調に早々に起こるのなのでしょうか!それ程までに、彼の芸術が沢山の方の心を打つものだという事ですよね。素晴らしいです。
国内だけにとどまらず、海外で、しかもパリといえば芸術の本場とも言える地で、日本の伝統が、「加藤土師萌 」氏の技術とセンスが認められたとなると、同じ日本人として、勝手ながらとても誇らしい気持ちでいっぱいです。
これが、芸術家の方々の経歴を調べている時の私の楽しみだったりします(笑)
1940年には日吉にて、筑窯を独立。中国明朝の黄地紅彩を復元なさいます。そして、1951年にその黄地紅彩は【重要無形文化財】に指定されました!復元、大正解ですよね!その後も、休むことを知らない「加藤土師萌 」氏。今度は金襴手・青白磁などの磁器を研究なさいます。本当に陶芸がお好きなのだなぁとビシバシ伝わってきます。これぞまさに、天から選ばれし!と言った【宿命】ですよね。
そして、まだまだここで終わりじゃないんです!
1961年4月27日に、重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定!そう!つまり【人間国宝】に認定されたのです!拍手!その後に、日本工芸会理事長就任や、他、文化財保護審議会専門委員等も歴任され、最終的には東京藝術大学名誉教授とまでなられたお方です。調べれば調べるほど、私ももう後には戻れない、凄まじい勢いを感じます!そう、彼の人生の波に一緒に乗っかっているのが分かります。いっきに近代まで連れてきてくれました(笑)
1968年、素晴らしいの一言では言い表せない程の経歴に終止符が打たれ、惜しまれながらであろう生涯を終えます。好きな事をとことん突き詰め、努力を惜しまず、伝統を古く眠らせずに守りぬき、新たなる未来への道も切り開き、最後の最後まで陶芸家としての魂を震わせ続けた「加藤土師萌 」氏だからこそ、日本全国はもとより、世界中に愛され続けたのだと思います。
いかがでしたか?冒頭でお伝えしていた通り、長くなりましたが・・・濃厚で、あっという間だったのではないでしょうか(笑)
改めて、「加藤土師萌 」氏の作品【倣赤織部冠形向付】を皆さんにご紹介いたします!
「古田織部」氏が創案したという、桃山時代の赤織部に思いを馳せ、その軽妙洒脱なデザインを受け継いで制作されたのがこちらの作品だとか。
まず目を引くのがこの器の大胆な形と、ユニークなデザインですよね!さすが、パリ万博でグランプリを受賞したことが容易に頷けるような、普通の型にはおさまらない、でも奇抜過ぎない。だから胸がときめいて、純粋に心をくすぐられるのだなと思いました。
色合いも絵柄も柔らかくて優しい気持ちになれますし、子供から大人まで見て手に取って楽しめる作品ではないでしょうか。何だか、ずっと見ているとホッコリと癒されるんですよね。5点セットというのも良いですよね。大切なご友人とのお食事会や、ご家族との食卓を囲む際に大活躍間違いなしです。私なら、一枚は自分の部屋に持って行って、アクセサリーなどを乗せる器として、お気に入りのアンティーク棚に飾るかもしれません。素敵な作品に巡り合うと想像が膨らんで、それだけで楽しい世界に連れていってくれます。
直接、その目で確かめてみたくなりませんか?そして、あなたの日常に是非迎え入れてみてください♩陶芸を愛し陶芸に愛された男の、まさに愛に溢れた作品が、今度はあなたの人生に更に彩を加えてくれるはずです。こちらは、立つ傷みもなく、総じてとても良好な状態です。
ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩
皆さんのご来店を心よりお待ちしております!
(1900年3月7日 - 1968年9月25日)
愛知県出身の日本の陶芸家。
官展・パリ万博でグランプリ受賞するなど、日本伝統工芸展などで長く活躍し、昭和を代表する陶芸家の一人である。
日本工芸会理事長・東京藝術大学名誉教授・人間国宝
ほくゆう倶楽部では【無料相談・無料査定・無料出張買取】を行っています。
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