浜口陽三
和歌山県出身の画家
1910年和歌山県有田郡広村にて三男として生まれる。
生家は千葉県にて代々醤油醸造を家業している家柄。
6歳の時に千葉県に移住し、小学六年の時、片岡銀蔵氏の指導で初めて油絵に触れる。
その後、12歳で上京し18歳になり東京美術学校進学するも、梅原龍三郎氏のアドバイスで21歳の時に中退し、パリに留学。サロン・ドートンヌに油絵を出品。
28歳
矢橋六郎、村井正誠、山口薫、森芳雄らと自由美術協会に参加。
作品「猫」を製作。
29歳
パリで個展を開催するも、この後第二次世界大戦の影響を受け帰国することになる。
日本に帰国した際に、日本画の研究や国内・近隣国の旅行に出ている。
37歳
マラリアが発症した為、伊豆で療養する。
少しずつ良くなってきた39歳の頃、本格的に銅版画を始める。
「レダ」「隅田川」「魚河岸の汽車」「二つの顔」「少女」を制作、銅版画個展を東京で開催したのが42歳の頃。その二年後、渡仏し「顔」「二つの顔」制作。
45歳
現代美術展・佳作賞
「魚と果実」「スペイン風油入れ」「ジプシー」など制作
48歳
・東京国際版画ビエンナーレ展・東京国立美術館賞
・サンパウロ国際ビエンナーレ展国際版画部最高賞
「さくらんぼ」「青いガラス」「あざみ」「ぶどうの房」など制作
49歳
毎日新聞美術賞
ルガノ国際版画ビエンナーレ・同等賞
「雲」「ざくろ」「ういきょう」「レモンと魚」など制作
51歳
ルガノ国際版画ビエンナーレ展60年度審査員に就任
「貝」「アマンド」「てんとう虫」など制作
52歳
リュブリアナ国際版画にてグランプリ、Vjesnik de Zagrsb紙買上賞
「暗い背景のぶどう」「黒いさくらんぼ」
53歳
ACADEMIA FIORENTINA DELLE ARTIDEL DISEGNOの名誉会員になる
「一つのさくらんぼ」「ポプラ」「毛糸と編棒」など制作
57歳
クラコフ国際版画ビエンナーレ展・同等賞/ワルシャワ国立美術館買上賞
「赤い鉢と黒いさくらんぼ」など制作
63歳
クラコフ国際版画ビエンナーレ展にてワルシャワ国立美術館買上賞
又、この受賞の際に出展した作品はリトグラフ作品である。
64歳
「アスパラとさくらんぼ」を制作
生涯において旅することが多かった浜口氏は、独特の感性で風景画の作品を生み出している。
作品のモチーフはさくらんぼやてんとう虫といったなじみ深い作品が非常に多い。
代表作「パリの屋根(1956年) 」「水差しとぶどうとレモン(1957年)」
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引用:乾由明『日本の名画 浜口陽三』(講談社、昭和48年10月20日)
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