斉白石の鑑定 2つの葡萄図
2012年03月14日
中国近代美術ではなんといっても人気トップの画家に斉白石がいます。(今年になって張大千に抜かれましたが。)
例えば先日の中国美術オークションに2つの斉白石の葡萄図が出品されました。
どちらも透明感ある墨、紫の葡萄の色が美しい佳品です。
一つには晩年86歳1949年の落款があり、もう一つも同じ頃に描かれたものと思われます。どちらも300万円ほどのエスティメートでした。
斉白石 葡萄熟図(図上) 102×34cm 東京中央オークション
斉白石 葡萄図(図下) 99×34cm 横浜国際オークション
ところが葡萄熟図のほうはひとケタ上の2300万円で落札されました。
この違いは作品のできに加え
一つは画の来歴(葡萄熟図は1966年『齐白石展』第十九幅として出品)、
一つは画の状態(葡萄熟図に比べ葡萄図は図でもおわかりのようにシミやヤケなど明らかに状態が劣る)
にあったと推測されます。絵を鑑定する場合にこうした点に注意する必要もあるのです。
良い画像をアップしましたので2つを比べてじっくりご覧になってください。
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